米作り:乾燥

 

 

息子さんと二人、さほど広くはないとはいえ、

手作りの米作りをしている親子さんがいらっしゃいました。

その田んぼは、かなり高地にあるので、湧水が豊富で夜昼の気温差が大きいところから、

米作りには本当に適しているため、余計に手作りにこだわりたくなるのかもしれません。

 

 

ですが、この田んぼは、急な斜面に造られた棚田ですので、

もちろん機会が使えるわけでもなく、田植えから収穫も、

その後に続く乾燥も、すべて、手作業なのです。

刈り取った稲を干すことを「はさがけ」と言いますが、

この棚田といえば、日本が誇る自然な景観となって、捨てがたいものですよね。

 

 


さて、機械を使って行う場合、

米の味と安全性を重視した乾燥方法を自然乾燥方式と呼びますが、

60日から90日かけて、出来るだけ自然に近い状態で乾燥させ、鮮度を保つためには、

籾のまま保管するようにする方法ですが、

これによって、品質が良い状態で長期間安定供給ができるようになります。

 

 

中には、乾燥不足、乾燥しすぎ、乾燥ムラ、急激乾燥など、

さまざまな問題も起きるのですが、以下の点に注意が必要です。

・水分計を用いて、水分測定を正しく行うこと。

・乾燥機から離れないようにして、最低張り込み量を守ること。

・仕上がりの時は、籾水分14.5.15.0%をまもること。

 そのために、送風温度、乾燥時間等の設定を確実にすること。

高温で急激な乾燥は絶対に行わないこと。

などが考えられますが、微妙な手加減は、

初心の場合は、必ず、先輩の農家さんの指導を仰ぎたいものです。

 

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