米作り:代かき

 

 


発芽した種もみを苗代にまき,苗の成長を待つ間に、水田で苗が植えやすくなるように、

さらには、発育が良くなるようにと、水田の荒起こし、代かきという作業を行い

ます。昔は、鋤(すき)や鍬(くわ)、さらには、代かき鍬(しろかきくわ)などを使って、

人力や屋馬、牛を頼りに行うものでした。土がやわらかくないと、

田植えの際に指を痛めることにも気を付けているのです。

 

 

学校の課外授業として、田植えをする場合がとても多くなりました。

代かき100回ふみと呼んで、5月下旬には子供たちが泥の中で土踏みをする光景も見られるのですが、

地域の稲作農家からのアドバイスを受け、お手伝いをすることになります。

歓声を上げながら、子供たちが代かきをするのは、稲作農家にとってはうれしいものです。

土と水と空気が混ざりあうことで、土に命が吹き返されるのですよね。

その後、土ならしをする場合、紐がついた長い丸太を数人で田んぼの中を引っ張って、

子供たちが土を平らにします。

 

 


奈良県のヒノヒカリを栽培する農家では、稲刈り後、翌年の代かきまでを丁寧に行います。

有機肥料のゴールドライターをまき、トラクターで土起こしをするのですが、

これは空気を土中に混ぜやすくなって、わらが腐りやすくなるからです。

ですから、代かきの際にわらが浮き上がってくる場合がありますが、

これは十分にわらが腐らなかったためです。

だからと言って、藁を燃やすのだけはやめましょう。

 

 


奈良県では代かきに力を入れています。

奈良のおいしい米作りは栄養を取り込む根っこがある土によるものなのです。

 

 

もちろん、農業は全ての総合結果が出ます。

ですから、水も土も空気もその他環境も含めてよくしなければなりません。

その全てには農家も含まれており、

農家は品や質・知識ともにこれからも向上していって欲しいと思います。

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