米作り:田畑輪換

 


読んで字の如く、田畑輪換というのは、

田畑を水田と畑の両方に用いて、連作障害をなくす方法です。

同じ土で同じ科の野菜を栽培すると、生育が悪くなる、病害虫が出やすくなる、

収穫量が減るなどの連作障害が起きるのですが、

たとえば、畑を12年間は水田にして利用すると、

水の力で病害虫が死滅するというのです。

その後、また水に戻せば稲作も豊作が期待できるわけで、

これは普通、田んぼや畑を持つ農家が行う方法なのです。

畑だけでピーマンなどの野菜を育てると、

間を34年は明けた方がいいと言われていますが、

この田畑輪換を行うことで、連作障害をまぬかれているのです。

 


ところが、これに目を付けたある方が、バケツ栽培とプランターにこれを応用しました。

連作が難しい場合、プランターの土をバケツに入れ、バケツでの米作りをしたのです。

全く同じ土でも、水によって次の年の連作への悪影響が減り、

米もプランターでの野菜もその後、順調に進んでいるというのです。

ピーマンやトマト、さらにジャガイモなどがご自宅で1年おきに、

同じ土で栽培できるようになりました。

 

さて、宮城県からは環境を守り、消費者との共生を目指す農業の姿をご紹介しましょう。

農業に携わる人々の体がさまざまな影響を受けることから、

環境保全型農業を考えるようになったのですが、

現在は田畑輪換を行いながら、転作に取り組んでいます。

稲作、ネギ、ナスなどを作っているのですが、販路を生協などと提携したので、

比較的有利な販売ができるようになりました。

 


米作りの合間に転作で野菜を作る、この考え方を実践すると、

無用な薬剤などを使うことが少なくなり、レベルの高い野菜作りも可能のなったというのです。

その一例が、機械作業が可能な小麦と大豆です。

米作りと同じ機械を使えることから、設備費もかなり浮くと言われています。

この田畑輪換を利用して、2年間に同じ畑で3回の農作物が作れる場合もあります、

これを23作と言います。