米作り:V
字稲作

 


米作りとの言うのは、同じ地域で同じ頃に、同じ品種を植えても、

1ヶ月もすると、稲の姿は、田んぼごとにかなり違いが出てくるものです。

苗を植える密度(栽植密度)や肥料のやり方によっても変わってくるものなのですが、

たとえば、最初から稲に窒素をたくさん与えれば与えるほど、

稲の茎が増えるので、田んぼが早くから密集すると言われています

 


早期に必要以上の茎数を取ることで、
穂肥をやる頃に葉色を落とす米作りを「
V字稲作」と呼びます。

もう一つの方法である「への字稲作」とよく比較されますが、

への字とV字稲作は、肥料の効き目の点では完全に正反対になるわけではありません。

つまり、V字の場合は田植え後にすぐ肥料効果が表れますが、

それを遅らせて、穂ができ始める谷の時期をごく緩やかにしたのが、

への字稲作なのです。

 


むかしは、稲の茎を早くから取ろうとして、
一坪に80株を植える時など、

基肥と活着肥と合わせた化学肥料を一反当たり60kg、

チッソ成分で6kg入れていることなどは当たり前でした、

このような方法が「V字稲作」に近い方法だったのです。

これは、ほぼ20年前の米作りで見られた方法ですが、

これは、V字稲作をへの字稲作に近づける方法とも言えるでしょう。

 


その後、元肥をせずに、追肥だけをした場合にも、

収穫の違いがさほどなかったことから、

基肥を減らす傾向がみられるようになりました。

茎の太さ場太くなり、天候に左右されないで
収穫量が安定したことも、

V字稲作からへの字稲作への移行が進んだものと思われます。

 



vudhi.jpg(左側がV字稲
作)