米の品種:ソフト158
 
米の用途拡大は、今や米栽培の大きな課題になっていますが、
そのひとつに新しい玄米の形質を併せ持つ品種の育成が望まれております。
そこでできたのが、アミロースの含量を糯と粳の中
間にするという品種なのです。

【特徴】
東北の南部から中国全地域での栽培に適している低アミロース米の一種ですが、
その含有量は1012%ですので、一般販売が可能になっているのが特徴です。
出穂期や成熟期はアキニシキ程度か少し遅めで、稲の丈も短め、穂の長さは長めですが、
少ないので、そのため、多収米よりは少し少なめになります。
アミロース含量は12%程度ですので、
コシヒカリの場合より、アミロース量は少なく、6070%程度になります。
炊飯米はコシヒカリより粘りが強いため、
でんぷんの老化や硬化しにくいのが特徴です。

【利用法と加工食品例】
ソフト158は、調理用途に応じて様々に利用できることから、
今後も、お米の用途が拡大するのではと期待されています。
とくに、せんべいである米菓の場合は、ソフトな仕上がりが特徴になっているのですが、
これは米粒の膨張率が高いことがその理由です。
ソフト158のその他の利用方法は、
他の米に混ぜて、味を良くする混米として、あるいは、おにぎり、弁当に向くなどがありますので、
その利用範囲は広いです。
膨化性が高い米として、ソフト158は新しい米菓加工に利用されることが多くなりました。

 
【品種】
ソフト158は、北陸127号と研系2078を交配し、育成した品種ですが、
1995年に水稲農林337号に登録されました。

【育種場所】
東北地方