米作り:巨大胚米
 
胚芽内に大量のギャバ(アミノ酪酸)を蓄積させたもので、
血圧を下げる、精神を安定させるなどの働きがあることから、
康食品として期待されるお米です。

 
【特徴】
胚芽が普通の2〜3倍程度あるため、ビタミンEが非常に多く含まれています。
また、γ−アミノ酪酸を多量に溶出するもので、栄養剤、健康剤として利用価値が高いです。
ですが、巨大胚米は、胚芽が大きすぎるために、胚乳から離脱しやすく、
米ぬかを少なくすることが難しいとされています。
ですが、米の需要を増やすためには、この巨大胚米の加工が大きく寄与すると考えられています。

 
【利用法と加工食品例】
精米することが難しい巨大胚米は、玄米や発芽玄米として利用するのがベターであり、
付加価値の高い加工食品の製造が求められています。
米の需要拡大にも寄与できる巨大胚米を用いた胚芽入り餅・団子生地、
甘酒及びおこし様菓子の製造法などに加工されています
 

 
【品種】
めばえもち:もち米の巨大胚米品種で、こがねもちと同じく、
胚芽入り餅や団子、甘酒などに使われます。
ゆきのめぐみ:北海道での熟期は、中生の早になり、
般品種に比べて倍近く胚が大きいことから、北海道向きの品種です。
そのほか、はいいぶき、はいみのりなどの品種があります。

【育種場所】
日本各地で栽培されていますが、
苗立ちが不安定なものが多く、育苗には注意が必要です。
また、籾すりの際には、機械の速度を落として、
胚が落ちないように調製しなければなりません。