日本では、その地方の風土、気候に
合わせて、実にたくさんの
米の品種
があります。常に品種改良がおこなわれ、今では300を超える品種があると言われています。
要するに、米の品種改良と言うのはこれでベスト、終わりということではなく、
時代にマッチするように研究が続くからですね。

 

ということは、特に現在のよ
うに農業の発展を考えると、米の品種は味がさらに良くなるだけではなく、
気温や病害虫に強いものをたくさん生産できるものが望ましいわけです。

 

実際には、米の消費量は減少傾向だと言われていますが、
日本人の主食であることには間違いがなく、
未来永劫の変わらないのではないでしょうか。
その意味でも、時代
にマッチした米の品種が求められるのです。
ですから、現在人気がある米の品種は、
昔なかったものであるケースが少なくないのです。

 


そのいい例が、銘柄米である「コシヒカリ」は1956年、
「ササニシキ」は
1963年、「あきたこまち」は1991年です。
それぞれ、人気の米と言えますが、
その後、特に「ササニシキ」が一斉に「ひとめぼれ」に変更した時期がありました。
というのも、当時、「ササニシキ」と「ひとめぼれ」はほとんど同じ栽培法だったのですが、
「ひとめぼれ」の方が冷害に強いことから、
「ササニシキ」を栽培していた農家が「ひとめぼれ」に変えたわけです。
それによって、「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の生産量は完全に逆転したのですが、
これこそ、
米の品種の世代交代とも言えるのではないでしょうか?