米作り:地方別の米の取り組みの例;埼玉


苗作りが楽になって、

しかも、田植えだってとても手軽になる農機具をご紹介しましょう。

つまり、苗床も苗箱も要らないわけで、

その重さは5分の一に減り、苗数量が激減するからなのです。

これを利用しているのは、埼玉の米作り農家ですが、

こちらのような小規模農家の場合、この5条植え田植機であれば、

25アールを苗補充・補給なしで田植をすべて
終えることができます。

また、大規模農家で1ヘクタールの田んぼでも、

たった1回の苗補給でOKになるのです。

 

さて、この田植え機を使うためには、ロングマットを利用するのですが、

これは、山ほどの苗箱に腰を痛めることもなく、簡単に育苗ができるし、

田植時にあの重労働を経験する必要もありません。

昔を思うと、ロングマットの登場で、時代の進歩を実感すると、米作り農家さんがおっしゃいますが、

開発された方やそれを進んでわが田んぼに導入された方、

そして、始動される行政の方々の力の結集ではないでしょうか。

 

昔から、農作業とは、骨身を惜しまず行うことで、

それが作物への愛情につながると思う傾向があったと言われています。

戦後、農業技術が著しく進歩したおかげで、米作りの省力化は進んできていますが、

これらは、農機具メーカーの営業努力によって、新しい機械が導入され、

労働時間の短縮も図られたと言えるのです。

言い換えれば、これらはすべてハード面での進歩であって、実際の農家さんの声が実現したのは、

このロングマットが初めてかもしれないのです。

 

というのは、ロングマットを育苗方法を替える「ソフト」と位置付け、資材と労力を激減させることによって、

田植えまでの費用も激減することになるからです。

莫大な投資などはせずに、

機械や施設だけでは解決できないこれら育苗から田植えまでの重労働が解決されることになるからです。

ですから、農機具関係者が実際にこのロングマットを進めることはないのですが、

言い換えれば、農機具メーカーには喜ばしくないとも言えるでしょう。

どのような田植え機でも、ロングマットは使えますので一度試されるといいのではないでしょうか?