日本で多いジャポニカ米以外に、

海外にはさまざまな種類のお米があるお話はしましたが、

特に、古代米の中には赤米、黒米、香米などの種類があります。

現在の日本では赤米は珍しい存在ですが、

海外ではこの赤米がさまざまな目的でつかわれているのです。

国によって違うところをご紹介しましょう。

 

たとえば、日本での赤米はお祝いの時に用意されることがありますが、

中国では、赤米はお祝いの席では使いません。

ちなみに中国でのお祝いには黒米を使うのも面白いですが、

赤米は日本と同じく、白米に混ぜて食べるとのことです。

栄養価が高いことから、病院食、老人食になることが多いのですね。

 


ネパールでの赤米は保存食にしたり、

お酒の原料や薬剤として利用されるのです。

やはり、養分がたっぷりで、体が温まるという点では、

病気の人が食することが多いそうです。

その点、中国、ネパール、ブータン、フィリピン、タイ、インドネシアなどでは、

赤米は食用として日常の利用価値が高く、多く栽培されております。

 

ところで、海外の米はなぜ、さぱさしたご飯が多いのでしょう。

気候が適しているからということもありますが、

箸を使わないネパールなどでは、粘り気がない方が食べやすいということもありますね。

あるいは、中国のようにご飯だけで食べることが少ないため、

ぱさぱさした方が好まれます。

栽培量は少ないですが、古くから食卓では赤米が喜ばれるのです。

でも、生産の手間は同じでも価格が低いので、

農家は喜ばないとのこと。

日本は赤米の方が白米より高価ですね。