「古代米の里」つくり

アグリパークなどと言う名称で、

農作物を中心とした「道の駅」よりももっと大きな直販システムが登場するようになりました。

その中でも、「古代米の里作り」と言う名称で、

福島県では道の駅の開発が期待されているそうです。

と言うのも、

この地だけではなく、全国7か所にも及ぶ、奈良、平安時代の遺跡から古代米の品種名が

書かれた木簡が発掘されたことがあるからでしょう。

これは、日本の稲作にとっては画期的なことで、

古代米の品種名として「足張」、「女和早」、「白稲」など、聞いたこともないものがわかったのです。

そもそも、日本最古の稲と言えば、縄文時代の中期の遺跡から発掘されていますが、

どんな品種であるのかはこれまでは不明なことだったのです。

発掘された木簡には、品種名、作付時期(月日)も記入されていますが、

そのうえ、種もみを複数にすることで、時期をずらして、稲作が行われていることもわかりました。

これは、少ない人手を上手に活用したり、風水害の被害を抑えたりするためですが、

古代国家において、その財源である稲作の生産を安定させるために欠かせないことだったのでしょう。

しかも、これは、ひとえに人手を上手に利用する方法だったのです。

品種名の「足張」と言えば、「根が深く倒伏しづらい品種」であり、「女和早」は早稲であり、

「白稲」は「モミが赤くない米」を指しているのです。

このような品種ごとの特徴をしっかり把握することによって、

すでに千年を超す稲作が、今日の優秀な米作りにつながっていったというのです。

品種改良された銘柄米とは別に、ほぼ原種のかたちのまま今日につながっているのが、古代米ですね。

この古代米が消費者の健康志向が高まる現在、人気も急上昇となっています。

手作業が多いため、収益はさほどよくないのですが、主食だけではなくお菓子、

日本酒などの開発が進み、この道の駅を活用した古代米の里作りが始まっているのですが、

ぜひ一度訪れたいと思います。