付加価値の付け方

 

米作りと言えば、誰でもお米を食べることにだけ、その値打ちがあると思いがちです。

でも大昔から行われてきた米作りは、そのほかに、多くの付加価値があることは、

実際の米作りをする人たちの誇りにもなっているのです。

ここでは、米作りの付加価値の付け方を再認識しましょう。

 
最近、自給率ということが取り上げられ、日本の食料自給率の低さが問題となっています。
自分の国だけで生活ができないことの弱さが、その国の基礎体力の衰えを意味し、
それが将来どのような悲劇を導き出すかは、誰も
がいやでも認める時代です。
つまり、おなかを膨らますだけがお米の価
値ではない、
国力をつけることにもつながることが最大の
付加価値でしょう。 

 

ですが、日常の生活では、田んぼなどの緑豊かな景観で、
そのための費用を一銭もかけずに、暮らしが彩ります。
さらに、日本のように雨が大量に降る地域では、水中豪雨、台風など、水の危険が避けられないとき、
水田が一時的に水をため込む機能があることから、米作りの付加価値は、
災害から国民の生活を守ります。
あるいは、水田にたまっている水は地下水深くしみ込み、
深い地層の中を通って工業用水や生活用水として、非常に役に立っています。
米作りの付加価値は様々な面で洗われているのです。

 

これらの値打ちを生み出す米作りであるにも関わらず、
お米の価格に、これらの費用は組み込まれていない。

これが、米作りへの付加価値を認めていないことにはならないでしょうか?

米作りでの付加価値の付け方をさらに柔軟に、しかも、きちんと把握することが、

米作りの発展にもつながるのだと思います。