米作りは、

日本人の主食を提供する意味で大きな価値があることは

どなたも認めることだと思います。

でも、米作りにはさまざまな付加価値があったのです。

それは、田んぼがあることによって自然環境を守ることによる付加価値ですが、

ここでは、その一部をご紹介しましょう。

 


水田には天然の防災ダムの働きという付加価値があります。

日本国土の7割が山であるわが国では、

水田の用水路があるからこそ、

山からの水の流れをスムーズに進めることができています。

さらに、これによって水質保全が実現しているのです。

また、田んぼによって、良好な景観が保たれています。

これは、機械化が進みにくい小規模米作りの場合に特に有効なのですが、

田んぼの周辺の緑ある景観は、農家の手作業による農作業の賜物と言えるでしょう。

 

そのほか、米作りにまつわる文化の継承は、

他の国では見られない様々な祭事となっています。

神社、仏閣、お稲荷さんなどなどで行われる年中行事は、

ほとんどが収穫の祈願、感謝を表すものとして、現在もなお、継承されています。

 

ですが、米作りの付加価値の最大のものは、

何といっても地域社会の維持と食料の安全保障ではないでしょうか。

地域社会が米作りによって、つながりができ、

食料を自給することが可能になれば、さらに国民の食生活は安全になります。

 

以上のように、米作りの付加価値は、

農業全体の多面性の一つとしてとらえてみた場合、

以上のように、洪水防止、地下水の滋養、土壌流出防止、土砂崩壊防止、

有機物質廃棄処理、気候緩和、保養と安らぎの影響など、

さまざまに挙げられます。