米作りの効率化(育苗)

 

では、実際に育苗の際の、手作業による栽培のこまやかさをご紹介しましょう。

というのも、育苗に成功すれば、米作りは生産高が上がり、

効率化に一役買うことになるからです。

ちなみに、これは、庄内平野での米作りです。

 


田起こしという、冬の間の田んぼの耕起がほぼ終わるころ、

一方でそれぞれの農家では、育苗作業が忙しくなっています。

このとき、特に寒い地方では、ビニールハウスの中の小さな苗の箱に黒い布カバーをかけています。

そのおかげで、種まき後、通常は5日ほどで芽が出て、

その背丈は78センチになっていて、2枚目の葉が出始めます。

ちなみに、田植えに使える苗の大きさは、

3枚目の葉が半分開いた程度のころと言われていますので、

2週間程度で、育苗が終わるのではないでしょうか。

 


育苗の日数を短くすることも、米作りの効率化には大事ですが、

そのための黒い布カバーと同時に、水やりは欠かせません。

できれば、朝晩こまめに水をやりますが、

その際に、必ず温度管理をすることも忘れてはならないですね。

黒布カバーを使わない場合、

田植えまでの日数は種まきから1ヶ月ほどと言われています。

 

ところで、黒い布のカバーがあると、ビニールハウスの中の温度はとてもたかくなります。

この場合、気をつけるのはビニールハウスの中の温度が上がりすぎる場合があること、

さらに、太陽の光を遮る時間が長すぎると、苗がひょろひょろになる心配もあります。

これらの点を考えると、使い過ぎもいけませんね。