タイ米と言えば、日本人の中には毛嫌いする人も多いとか、聞いたことがありますが、でも、タイ米の中に「タイ香米」というお米があることは、意外と知られていないのです。タイの首都バンコクの中央駅、ホアランポーからローカル列車に乗ると、30分で緑豊かな田園地帯になります。そこが、稲穂が実る地帯なのです。まるで、日本の田んぼを観るように、ゆったりした風景は、旅の疲れをいやすと言われる場所でした。

さて、こののどかな田んぼで、タイ香米が作られているのです。タイ米と言えば、細長いところが特徴ですが、この香米は、食欲をそそる香りを発することでは、高級品として世界中で人気があります。日本でもまだ、これを知る人は少ないと思われますので、ここでは、そのおいしさをぜひご賞味いただけるように、特徴やその使い方をご紹介しましょう。

 

タイの香米は、「世界に広がる魚沼産のコシヒカリ」に匹敵すると言われています。一般のタイ米に比べて、値が高いので、タイ国内での消費量は全体の20%に過ぎません。ですから、残りの80%もが世界中に輸出されているわけです。香米は自生した結果、生まれた品種ですので、なかなか栽培が難しく、普通の田んぼで同じ香米が作られることはなかったのです。

研究の結果、世界が認める香米がやっと誕生したのですが、とくに、東北地域のコラート高原で収穫される香り米が一番良質で、香りも豊かであるとして、珍重されています。香米は、その素晴らしい香りのおかげで、ぬかの臭いがいたしません。ですから、お米はほとんどとぐ必要がなく、香りを残すために、さっとすすぐ程度にする、これが香米をおいしくいただくコツなのです。