米作り:香米

 

香米とは、各種の古代米のうち、玄米に香りを持つ品種を差します。

別名、麝香米、匂い米、香子(かばしこ)、鼠米、有臭米とも言われるのですが、

今では香米は世界じゅうの高級米として、人気があります。

特にインド、パキスタンのバスマティ、タイのカオダクマリ(通称ジャスミンライス)が有名です。

【特徴】


米の香りと言えば、通常200種類もの成分で出来ていると言われていますが、

有力なのは、アセチルピロリンという成分です。

その濃度は、普通米の数十倍もあると言われ、

品種ごとに香りの違いがあるのが特徴です。

香米は吸肥力が強いことから、

環境があまり良くない田んぼでも育つと言われています。

ただし、丈が長いので、倒れやすい欠点があります。

 

【利用法と加工食品例】


それまでの香米は、匂いが好まれないことから、

普通米がどんどん奨励され、日本の主食となっていますが、

20世紀後半になると、やっと高知県、宮城県、山形県、

宮崎県、和歌山県などの特産物として、認められるようになりました。

利用方法としては、古米に香り米をブレンドして、

古米のにおいを隠すこともありますし、

バスマティやサリークイーンなど、アミロースが多く含まれているものは、

カレーやピラフに向いています。

インドでは、サフランと混ぜてピラフにしたり、日本では、茶がゆとして、食べています。
そのほか、レトルトように、あるいは菓子作りへの利用が多いです。

 

【品種】

・バスマティ:インド・パキスタン産、インダス川流域の米は最高品です。


・カオダクマリ:
タイ産、高級品種として、主に輸出用です。


RD6 :タイ産、自家用に使われます。


・ジャシミン85
:アメリカ南部産、主に東南アジアへ輸出します。


・ブリムフル:
ネパール産、


・その他、みやかおり、はぎのかおり、ヒエリ、さわかおり、キタカオリ、などがある。

【育種場所】

インド、パキスタン、フィリピン、アメリカ南部、タイ、宮城県、高知県、などなど、