古代米:赤米の品種
赤米の在来品種は大きく分けるとジャポニカ種(短粒種)とインディカ種(長粒種)の2種に分けられます。
稲の丈が高いのが赤米の特徴で、白米の稲の丈が平均して1m程度なのに対し赤米のジャポニカ種では1m50cm以上、インディカ種では2mを超えるものもあります。

環境の変化には強い赤米ですが稲の丈が高く倒れやすいという欠点があります。
またインディカ種の赤米は脱粒しやすく他の田んぼに混入する恐れがあるため、今までの稲作農家からは敬遠されていました。
白米に他の品種が混じることはご法度というのが当たり前で、今までは白米を栽培する田んぼでは赤米の稲は雑草として嫌われ抜かれていたそうです。
白米との共存が難しかったことに加えて赤米は白米に比べて収穫量が少なく規格外のお米だったことなどから、赤米を作る田んぼは次第に激減し数年ほど前にはほとんど見
ることができない珍しいお米になっていました。
ここ最近の健康食ブームで、日本で初めて栽培されたお米と言われている赤米がようやく陽の目に当たるようになりました。
注目される豊富な栄養価からも積極的に栽培しようという動きが始まり、倒れやすいという赤米の欠点を克服した改良品種が各地で多く研究・開発されています。
中でも有名な赤米改良品種はベニマロン、つくし赤もち、紅更紗・紅香、紅衣など。もちろん総社赤米、対馬赤米、種子島赤米、冷水、赤室・白むろ、トウコンなどの在
来種を受け継いで根強く栽培している農家も存在します。