米品種:高アミロース米

 


つい最近、開発されたのが高アミロース米です。

アミロースはでんぷんの中に含まれるもので、消化されにくい性質があるのですが、

高アミロース米には、うるち米に比べて10%以上もアミロースが多いのが普通です。
水を含みにくい性質があるので、

アミロースが多い米は硬いので、炊飯で食べるのには向いていません。

これはインディカ米とおなじですが、

確かにインディカ米は、アミロースの含有量が多いのが特徴です。
アミロース含量27%以上の品種を高アミロース米と呼びます。

 

では、その特徴から。


【特徴】

硬いので、消化吸収が難しく、
糖尿病の食事療法に用いられるとして、期待されるところです。

食後の血糖値の上昇を抑えることができることが、

最近、マウスなどの実験で実証されました。

この高アミロース米は、 大豆転作
跡地でも栽培が可能なので、生産価格が低くて済み、

病害虫などに強いし、農作機械が以前からのものが使えることから、

非常にメリットがあると言われています。

 


【利用法と加工食品例】

加工食品として、最近開発されたものがあります。

高アミロース米「夢十色」という名称です。

覚めると硬くなるので、お粥、リゾット、ドライカレーなどのほか、

加工米飯、アラブ料理など、エスニック料理用です。

今回の「夢十色」を原料として、白がゆやおじやが4月には発売されましたが、

電子レンジで温める手軽さと常温保存が売りになっています。

 

【品種】


・「夢十色」、「中国134号」、「ホシニシキ」、「ホシユタカ」などがあります。

 


【育種場所】

今回開発されたジャポニカ米で作られた高アミロース米、「夢十色」は、

宮城県古川試験場で開発されました。

その名は、「東北198号」です。

生産地はまだ極めて少ない品種です。

外国では、インド、タイ、中国(インディカ)、バングラデシュ、フィリピンなどで多く生産されます。