米の品種:赤米

 

古代米の一種、赤米は、種皮の色が赤い米のことです。

でも、胚乳部分はもち米と同様に白いですし、その種類は豊富で、

陸稲と水稲、あるいは、粳米と糯米、

そして、ジャポニカ種とインディカ種の赤米に分かれています。

 

【特徴】


玄米の表面の層は赤いのですが、これは、タンニン系の色素が含まれているからです。

古く日本でも、平城京の時代から栽培されていたもので、

その後、14世紀に、中国から長粒種が伝わってきました。

栄養成分は、白米と比べると、たんぱく質や各種のビタミン、

ミネラルが多く含まれていることから、現在では非常に注目を集めています。

ですが、以前は、白米よりも劣るものとして、さほどの栽培がされておりませんでした。

 

【利用法と加工食品例】

白米と混ぜて炊くとピンクがかった色になることから、

赤飯、お菓子、色つきのお酒に利用されることが多いです。

 

【品種】

日本での代表的品種は、国司、神丹穂、ベニロマン、

紅衣などで、最近、栽培面積が増加しています。

また、中国ではこのお米を「紅米」と呼びますが、

普通はうるち米の赤米が多いのに、この紅米はもち米であるため、

めずらしい品種となっています。

もち米種の赤米を利用すると、モチモチした食感がプラスされて、

おいしさがさらに増すと言われていますが、

さらに、もち米種の赤米には高酸化性物質、プロトシアニンが多く含まれています。

 

【育種場所】

国内の米産地ではどこでも赤米作りを行っています。